*こちらのページでは、難病や長期的に療養の必要な病気をかかえながら、妊娠・出産をされた方や子育てをされている方から寄せられた闘病子育てエピソード(なるべく原文まま)をご紹介しています。
私の闘病子育てエピソード
《私の情報》アンケート回答時2022年
- 名前 Sanaさん(仮名)
- 性別 女性
- 年代 20代
- 病気 クローン病(CD)
- 主な症状 発熱、下痢、腹痛
- 子ども 長女 0歳7ヶ月
病気を抱えながら、妊娠や出産を決意した理由は?
子どもの成長がなによりの励みでしたし、周囲の方(家族はもちろんのこと、友人やSNS上で繋がっている方々、医療関係者の方々など)もたくさん応援してくださったおかげで頑張って乗り越えることができました。
闘病しながらの育児や暮らしで大変と思うことは?
私は出産(帝王切開)と同時に人工肛門をつくりました。
おかげで今は腹痛や下痢に悩まされる事もなく、ほぼ寛解している状態で過ごせていますが、
やはりストマケアの面でストレスを感じることもあります。
これから手術が控えているので、
親に預けて入院しなければならないのがとても申し訳ないですし、寂しいし、不安に思っています。
産後、子育てはとても大変ですが、子どもがとにかく可愛くて、
ちょっとした辛いことや悲しいことは子の笑顔一つでぜんぶ吹っ飛んでいきます。
とてもつらい産前の期間でしたが、それでも頑張ってよかった、子どもを産んでよかったと心から思います。
闘病ママ&パパ(これからなられる方含め)へのメッセージ
子は宝とはよく言ったもので、元々子どもが苦手だった自分が、周囲も驚くほどの溺愛っぷりを披露している日々です。本当に本当に心から愛おしい存在になります。親なんて、子の笑顔一つでお手軽に幸せです。最高です。日々の活力です。この子のために頑張ろう、この子のために健康でいたいと思うようになりました。もちろん綺麗事だけでなく、単純に子育ては辛いし大変です。眠れない日々が続けば心がすり減ってきますし、夫婦喧嘩も増えました。全ては疲労から来るものなので、周りをガンガン頼って使って楽することに徹しましょう。健康な人でも無茶は禁物ですが、闘病している私達はなおさらに無茶はタブーです。常に心に余裕を持てるように、無理しない、無茶しない、健康に気を使うが鉄則です。我々が笑顔だと子も笑顔になります。子が笑えば我々も笑顔になります。幸せの永久機関です。これからパパママになろうとしている方、心より応援しています。大変なこともたくさんありますが、それ以上の幸せが待っていますよ。今現在子育てに励んでいる方、お互い大変ですが、自分を大切にすることを忘れずに、ぼちぼちいきましょう。